「最近、肩が重く感じる」
「首から肩にかけて張っている感じがする」
「朝晩が涼しくなってきてから、肩こりが気になる」
このように、季節の変わり目になると肩こりを強く感じる方もいらっしゃいます。
ただし、気温が下がったから肩こりになる、と単純に言い切れるものではありません。
肩こりには、普段の姿勢や長時間同じ姿勢を続けること、運動不足、ストレスなど、さまざまな要因が関係しています。
今回は、季節の変わり目に肩こりを感じやすくなるときに考えられることや、日常生活で気をつけたいポイントについてお伝えします。
そもそも肩こりとは?
肩こりは、首すじから首の付け根、肩、背中にかけて、
「張る」
「凝る」
「重い」
「痛い」
といった不快感を感じる状態です。
人によっては、頭痛や吐き気を伴うこともあります。
肩こりにはいくつかの筋肉が関係しますが、特に首の後ろから肩、背中に広がる僧帽筋は、肩こりを感じやすい部分の一つです。
季節の変わり目に肩こりを感じやすくなるのはなぜ?
秋は朝晩と日中の気温差が大きくなりやすく、服装や生活リズムも変わる時期です。
また、
- 冷房が効いた環境で長く過ごす
- 仕事や家事で同じ姿勢が続く
- 運動する機会が減る
- 忙しさやストレスが続いている
- 睡眠や休養が十分に取れていない
といったことが重なる場合もあります。
こうした生活の変化によって、首や肩まわりの負担をいつもより強く感じることがあります。
「季節の変わり目だから仕方ない」と決めつけず、最近の生活や身体の使い方を一度振り返ってみることも大切です。
長時間同じ姿勢が続いていませんか?
肩こりのご相談でよく聞くのが、
- デスクワーク
- スマートフォンを長時間見る
- 車の運転
- 細かい作業
- 家事
などで、首や肩が同じ姿勢のまま長く続いているケースです。
特に前かがみの姿勢や、顔が前に出た姿勢が続くと、首や肩まわりに負担がかかりやすくなります。
仕事や家事で同じ姿勢が続く場合は、ときどき姿勢を変えたり、立ち上がったりするだけでもよいので、身体を動かす時間を作ってみてください。
肩や首を冷やしすぎていませんか?
秋になっても冷房が効いている室内で過ごすことがあります。
また、日中は暖かくても、朝晩は思った以上に冷える日もあります。
そのような環境では、首や肩まわりがこわばったように感じる方もいます。
肩こりが気になるときは、
- 湯船につかって身体を温める
- 蒸しタオルなどで肩まわりを温める
- 首や肩を冷やしすぎない服装を選ぶ
といった方法で楽に感じることがあります。温熱や入浴は、肩こり対策の一つとしても挙げられています。
ただし、強い痛みや腫れ、熱感がある場合などは、自己判断で温め続けず、症状の状態を確認することが大切です。
少し身体を動かすことも大切です
肩がつらいと、できるだけ動かさないほうがよいと思うこともあるかもしれません。
しかし、肩こりでは長時間同じ姿勢が続くことや、身体を動かす機会が少ないことが関係する場合もあります。
無理のない範囲で、
- 肩をゆっくり回す
- 首や肩を軽く動かす
- 少し歩く
- 同じ姿勢が続いたら一度立ち上がる
といった小さな動きを取り入れてみてもよいでしょう。
大切なのは、痛みを我慢して無理に動かすことではありません。
「気持ちよく動かせる範囲」で行うことを意識してください。
強く揉めばよいとは限りません
肩が凝ると、
「とにかく強く揉んでもらえば楽になる」
と思われる方もいらっしゃいます。
もちろん、心地よい範囲の刺激で楽に感じることはあります。
ただし、強く揉めば揉むほど良いというものではありません。
痛みを我慢して強い刺激を加えたり、無理に首を大きく動かしたりすると、かえって症状が強くなることもあります。
肩こりが続いている場合は、肩だけを強く刺激するのではなく、なぜ肩に負担がかかっているのかを確認してみることも大切です。
肩こりだと思っていても、別の原因が隠れていることがあります
肩こりはとても身近な症状ですが、すべてが単純な筋肉のこりとは限りません。
頚椎の病気や肩関節の病気、高血圧、眼科や耳鼻咽喉科領域の病気などに伴って、肩こりのような症状が出る場合もあります。
特に、
- 腕や手にしびれがある
- 手に力が入りにくい
- 肩や腕が上がりにくい
- 強い頭痛や吐き気を伴う
- 夜間も強く痛む
- 日に日に症状が悪化している
といった症状がある場合は、「いつもの肩こり」と自己判断せず、整形外科などの医療機関を受診してください。
当院では肩だけを見て判断しません
やす接骨院・整体院では、肩こりでご相談いただいた場合も、肩だけを揉んですぐに終わるという考え方はしていません。
- どの姿勢でつらくなるのか
- 仕事や日常生活でどのような姿勢が多いのか
- 首や肩がどの程度動くのか
- 肩甲骨の動き
- 姿勢や身体のバランス
- 歩き方や身体全体の使い方
などを確認しながら、現在の身体の状態を見ていきます。
肩こりの原因を一つに決めつけず、首・肩・背中だけでなく、必要に応じて身体全体の状態を確認します。
また、症状によっては施術よりも先に医療機関での検査が必要と判断し、整形外科などへの受診をご案内することもあります。
「いつもの肩こり」で済ませないでください
肩こりは多くの方が経験する身近な症状です。
そのため、
「昔から肩こりだから」
「いつものことだから我慢できる」
と、そのままにしている方も少なくありません。
一時的な肩こりであれば自然に楽になることもありますが、何週間も続いていたり、以前より症状が強くなっていたりする場合は、一度身体の状態を確認してみてもよいでしょう。
季節の変わり目に肩こりが気になる方は、肩だけでなく、姿勢や日頃の身体の使い方も含めて見直してみてください。
肩こりでお困りの際は、お気軽にご相談ください。
やす接骨院・整体院
院長 大友
参考情報
・公益社団法人 日本整形外科学会「肩こり」
・厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」
・厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」








